最近読んでる漫画いろいろ
『コーポ・ア・コーポ』岩浪れんじ
COMICめづで連載中。実写映画化が先日発表された。
大阪の安アパートに住む人たちを中心とした群像劇。やり取りの間合いやテンポにわかるわー、あるわー、という瞬間がたくさんある。
作者さんのTwitterが面白い
岩浪れんじ🫀🌕⑤巻発売中 (@iwanamirenji) / Twitter
LINEスタンプが良くてヘビーユースしている。あとグッズもかわいい。
『メイコの遊び場』『マザリアン』など岡田索雲作品
コーポ・ア・コーポとだいたい同じ大阪が舞台の作品が多い。西成暴動も出てくる。Kindle Unlimited でけっこう読める。つげ義春オマージュみたいな遊び心が垣間見える画風。作品によってポップな感じに寄せてたり書き込み多かったりするのもまた楽しい。
メインストリームではない立場の人物や、捨象されがちな出来事にまつわる心の機微をうまいこと描いていて読んでて気持ちいい。
見出しに挙げた二作品はどちらも打ち切りになってしまったそうで、作者さんのあとがきは悔しさややりきれなさが全開になっている。読んでる方も「なぜ!!!」と思ってしまう。
どの作品も面白い作家さんなので、ご本人が満足できるまで描いたものをぜひ読みたい。こんなに面白いのに打ち切りになってしまうなんてもったいない。
『生き残った6人によると』山本和音
ハルタで連載中。調べたら23年夏に実写ドラマ化されるらしい。
ゾンビが感染者を出しまくる世界でショッピングモールに籠城してる人たちの話。タイトルによると6人が生き残るみたいだけど籠城してる人数が増減するから最後に生き残る6人が誰なのかわからない。
登場人物が嘘ついてたり過去がいろいろあったりあからさまに見栄っ張りだったり、それぞれキャラが立ってて良い。緊迫した状況のはずだけど会話のテンポで笑わせるところが多くて緩急が生まれている。
おなじ作家さんの『星明かりグラフィックス』も面白い。